ピルルクTELOSにおける青タマ対面について
皆さんこんにちは、けんきるです。
今回は、ディセンブルで登場した青タマについて、ピルルクTELOSとの相性とか今僕が考えていることを解説していきます。
天色の巫女 タマヨリヒメ
まずはルリグ性能を見ていきます。
青タマは、毎アタックフェイズに発動する【自】とゲーム1のコイン技【起】イノセンスを持っています。
イノセンスはバニラ1体を蘇生する効果で、ぶっちゃけどうでもいいんですが、問題は【自】です。
【自】:あなたのアタックフェイズ開始時、以下の3つから1つを選ぶ。
- あなたのトラッシュから<天使>のシグニ1枚を手札に加える。
- 次の対戦相手のターンの間、対戦相手がアーツとスペルを使用するためのコストは≪無×2≫増える。
- 対戦相手の手札が0枚の場合、対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。
はい、どれも最悪なことしか書いてありません。
1つめは天使シグニのサルベージで、ハンデスが効きにくくなってしまいます。
2つめはスペルのコスト増加で、MIRACLEのコストがなんと≪青×1≫≪無×2≫にまで増えます。
MIRACLE弱いですねー。
※MIRACLEの自動回収効果のコストはスペルを使用するためのコストではないため、この効果の影響を受けません。っていうか相手ターンに発動するのでそもそも影響を受けません。
3つめは、なんとこちらの手札が0のときにシグニ1体をバニッシュしてきます。
こちらはTELOS、TETRAが手札0のときにルリグダメージを無効にしたり、アナスタシアの効果発動条件が手札0だったりするので、おのずと手札0でターンを返します。
するとタマは1面バニッシュして要求面数を毎ターン1面増やしてきます。
もうほんとこれが最悪で、常に手札1持ってシャハラザを立たせた状態でターンを渡さなくてはならないのでトップ勝負のTELOSではこれがとてもキツイです。
まあ、手札持ってたら狩られるのがオチなんですけどね。
戦倶の蒼天 アークゲイン
さっきまではいかにルリグが最悪かを書いてきましたが、シグニも大概です。
アークゲインは3つの能力を持っています。
【常】:対戦相手の手札が1枚以下であるかぎり、あなたのすべての<天使>のシグニは対戦相手のシグニの効果を受けない。
【自】:あなたのアタックフェイズ開始時、あなたのトラッシュに<天使>のシグニが15枚以上ある場合、カードを1枚引く。
【出】手札から<天使>のシグニを1枚捨てる:対戦相手は手札を1枚捨てる。
1つめは後回しにします。
2つめの能力は条件を満たせば毎アタックフェイズ開始時に1ドローできる効果です。
またリソースを補充する効果ですね。
3つめは出現時に手札の<天使>を切ると1ハンデスできる効果です。
青タマには出現時に手札を1枚切ってターン終了時に1ドローする能力を持ったシグニが何体か存在しますが、これらの能力を合わせるとそれらの上位互換のような立ち位置になります。
では、1つめの能力を見ていきましょう。
【常】:対戦相手の手札が1枚以下であるかぎり、あなたのすべての<天使>のシグニは対戦相手のシグニの効果を受けない。
はい、青タマ対面が絶望的になる効果が書いてありますね。
”対戦相手のシグニの効果を受けない”
この一言によってなにが変わるのかというと、
- アナスタシア、シャハラザによる面空けができなくなる。
- ライフバーストによる防御ができなくなる。
です。
先ほども書いた通り、アナスタシアの効果発動条件は”手札0枚”です。
アナスタシアを蘇生できた時点でアナスタシアの効果によるトラッシュ送りは無効です。
シュテンドも同様で、発動した時点でアークゲインの加護によって無効化されてしまいます。
シャハラザはまだ救いがあるほうで、手札を捨てた結果手札が2枚以上残っていればアークゲインの効果が適応されない範囲でパワーマイナスができます。
ぶっちゃけTETRAのカタルシスの4ドロー後じゃないと無理です。
つまり、メインフェイズ中の面空けとグレイブブルーによる3面防御を手札0の状態でシグニの効果を使って行うTELOSでは、完全にこれらが封じられました。
また、キャプテンフックやラカムなどを複数採用して防御を厚くする構築では、それすらも無に返してしまいます。
ライフバーストは”シグニの効果”だからです。
「ラス盾アナスタシア! 手札無いのでシグニをバニッシュします! ルリグアタックももちろん通りません! ターン貰います! TELOSでトドメです!」
こんな逆転劇はもう起こりません。
つまり、攻撃の芽も、反撃の芽の摘み取られてしまう訳です。
シグニ1体でプランが崩壊してしまう...。
まとめ
青タマ対面は圧倒的に不利です。
今回はタマとアークゲインしか紹介していませんが、この2枚でTELOSがどれほど否定されてるかお分かり頂けたかと思います。
既にこれほどの仕打ちなのに、TELOS側が手札0枚でターンを返すとタマ側はやることがなくなってリソースをほぼ使わずに攻撃してきます。
相手の手札がなくなると、やることもなくなるのはハンデスデッキの宿命ですね。
青タマを越えないかぎりTELOSに春はやってこないでしょう。
僕は最初、コード・ピルルク APEX KEYでなんとかなるんじゃないかと考えていました。
「DEVIL SEALを使えばメインフェイズでも相手ターンでもノーコストでアークゲインをバニッシュできんじゃねぇ!?」
相手「アペクスキー張ってあるな...。 タマの効果はスペルのコスト+2で」
僕「ミ゜」
嗚呼、悲しきかな...
青タマに隙はなかった...
この絶望的な対面に答えが出せるのか、けんきる先生の次回作にご期待ください...!
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